学長挨拶

石巻専修大学学長 尾池 守
2024年度当初挨拶 ― 地域とともに学生と地域社会の未来をつくり、 社会から真に必要とされる大学を目指す
 
 1989年4月1日に石巻地域唯一の高等教育機関として創立した本学は、お陰様でこの4月に創立35周年を迎えました。この間に13,300名以上の学部卒業生を世に輩出することができたのは、関連する皆様方のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
 
昨年5月に新型コロナの位置付けが「5類」に引き下げられて以来、対面授業を中心にした円滑な授業運営だけではなく、サークル活動等の課外活動や様々な地域連携活動の活性化を促進し、まさに“ISHINOMAKI IS CAMPUS”を大学組織レベルで体現するべく努めております。
 
本学は建学の精神「社会に対する報恩奉仕」の下、21世紀ビジョン「社会知性の開発」を理念として掲げ、「社会の諸問題に、自分の役割を自覚して取り組むために、生涯にわたって学び続けることができる人材」を育成します。そのために、少人数教育で学生一人ひとりに適した「学修者本位の学び」を提供する大学運営を目指しています。
 
本学は創立30周年を機に第1次中長期ビジョンを設定しました。「社会の諸課題解決に活用できる知識?技能を修得した人材の育成」を目指し、計画達成に向け、教職員一人ひとりが力を合わせて活動を展開しています。
第1次中長期ビジョン(2020~2024年度)
1 社会の諸課題解決に活用できる知識?技能を修得した人材を育成する
2 教育研究活動を充実させる
3 学習の質を向上させる環境を整備する
   今年度は第1次中長期ビジョンの最終年度に当たりますが、行動目標の達成度を評価し、現状の問題と新たな課題を抽出することで、このビジョンを発展的に継承する第2次中長期ビジョン(2025~2029年度)の策定を進めています。
 
しかしながら、今後の社会変化を見据えると、地方を中心とした18歳人口のさらなる減少や、今後の高等教育全体の適正な規模を視野に入れた高等教育政策の展開など、本学が非常に厳しい環境下での大学間競争を強いられるのは論をまちません。
 
第2次中長期ビジョンの策定に当たっては、このような社会変化を念頭に置きつつ、今後の本学のあるべき姿について描き直すとともに、石巻圏域を支える唯一の高等教育機関としての永続性を担保していく所存でございます。
 
第1次中長期ビジョンに基づいた学科改組やカリキュラム編成においては、各学科における人材育成目的や教育目標を上位に設定し、専門教育の学びの特色をコース制度や履修モデルに反映させました。その結果、3学部は10コース?5モデルで構成されており、学生一人ひとり夢の実現に向けた実践的な少人数教育を提供しております。
 
石巻専修大学は、理工、経営、人間の3学部を基盤とした総合大学であり、多様な学問領域を有しています。文理横断型の教育研究活動や社会知性を活かし、「地域に根ざして世界に尖がった大学」をブランドスローガンとして掲げ、地域とともに学生と地域社会の未来をつくり、社会から真に必要とされる大学を目指します。そのためには、教員が研究活動に基づいた実践的な授業を提供し、“ISHINOMAKI IS CAMPUS”に基づいて学生の皆さんが地域社会の諸課題に取り組み、その成果を世界に向けて発信できるよう支援していきます。
 
今年度も皆様方のご支援?ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

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石巻専修大学長 尾池守
 

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